多焦点眼内レンズについて
遠近両用レンズを水晶体の代わりに眼内に入れ、遠くも近くも見えやすくする方法です。
多焦点眼内レンズのメリット


従来の眼内レンズ(単焦点眼内レンズ)では、遠くか近くのどちらかにピントを合わせるため、必要に応じてメガネを使用しなければなりません。多焦点眼内レンズは、手元から遠くまでおおむねピントが合うため、メガネへの依存を減らすことができ、メガネのかけ外しの回数が減ることで活動的な生活の一助となります。

多焦点眼内レンズ適応と注意点
多焦点眼内レンズは高価なため、見え方への期待が高くなります。
しかし、多焦点眼内レンズには短所もあるため、下記の点が気になる患者様には適応とならない場合があります。
また、目の状態によっては眼内レンズの種類が選択できない場合もございます。
多焦点眼内レンズの短所
- 夜間のライトがにじんで見えることがある
- やや見え方が不鮮明に感じることがある
多焦点眼内レンズの注意点
- 手術直後からよく見えるとは限りません。見え方に慣れるのに時間がかかる(数ヶ月程度)場合もあります。
- 以下の状況下ではメガネの装用が必要となります。
- □ ピントが合わない距離をみるとき
- □ 小さな字を読むとき
- □ 薄暗いところで文字を読むとき